人と自然の共生 〜恩智川治水緑地を人と自然のビオトープ公園に〜

 以前『野鳥の里』と呼ばれ、シギ、チドリなどの湿田環境における独特の豊かな自然を育んできた池島。今、治水を目的にした大規模な工事が行われています。なおも生息しつづけている絶滅危惧種を含めた動植物たちと、いかに共存し得るのか。各専門家の意見を参考に、一緒に考えてみませんか?

主催 池島・福万寺カワセミ楽会
日時 2001年3月31日(土)12:30開始 約3時間
会場 大阪府立池島高等学校 1F西端会議室

東大阪市池島町6-3-9
近鉄奈良線花園駅下車南へ徒歩30分

池島高校のサイトに地図が掲載されています。また、カワセミ学会のページもあります。
参加費 無料
問合先 579-8064 東大阪市池島町3-6-9 堀江まで
0729-84-1875


プログラム
1.池鳥湿地の生態学 池島特有の自然とその重要性。また、野鳥にとっての棲みやすい環境についてお話ししていただきます。
日本野鳥の会大阪支部・中村英子
2.治水事業の将来
〜自然にやさしい治水工法(仮称)
治水の果たす役割とその将来展望。また人や動植物と川との関わりについて、今まで関わってこられた事例などを参考にお話しして頂きます。
摂南大学工学部教授・澤井健二
3.総合討論「恩智川治水緑地の今後を考える」


 恩智川治水緑地は、度重なる浸水の被害の緩和を目的として、大阪府の事業として昭和54年頃より用地買収に着手。現在は大阪府文化財調査研究センター(前大阪文化財センター)にて遺跡発掘調査をしながら、T.P.5mの位置まで掘削されています。
 生駒山系を背後にもつ湿地帯で、縄文時代晩期より、現在に至るまで、田畑として利用され続けられており、稀少な自然はもとより、島畑や条理など、文化財資料としても価値ある、昔ながらの風景が広がっていました。
 完成予定地は東大阪市と八尾市の2市にまたがっていることより、公園も境界線に則り分割、現在各市の1/2の面積が完了し、水路、遊歩路、グランドなどが整備され、市民も利用しています。
(同じ寝屋川水系改修公営所の管轄である、第二寝屋川沿いに大東市の深北緑地公園があります。)


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