2006年度「土木の日」コア行事開催報告

開催風景(PDF A4 2頁 約225KB )アンケート結果(PDF A4 2頁 約30KB )

タイトル 「「水」と「電車」のトンネルを見にいこう!!」
主催 「土木の日」関連行事関西地区連絡会(土木学会関西支部)
日時 2006年11月11日(土)9:15〜16:50
参加者数
145名

  平成18年度「土木の日」コア行事として、「「水」と「電車」のトンネルを見にいこう!」をテーマに、見学会を開催しました。 応募者の中から選ばれた200(当日参加者145)名の方に参加いただき、午前は大阪市下水道科学館と海老江下水処理場、午後からは西大阪延伸線の地下駅などの工事状況を見学しました。
時折小雨が降っていましたが、皆様のご協力により、楽しく行うことができました。

  1. 大阪市下水道科学館
     下水と水環境に関わるいろいろな展示物や施設があります。4階の「大阪市の下水道」ではスタッフの技術者が「下水処理のしくみ」を詳しく説明しました。また、他の階は自由に見学・体験をしました。

  2. 海老江下水処理場
     大阪市で最初(昭和15年)にできた下水処理場で、家庭等から排出される下水をきれいな水に処理をして、川に返しています。砂や大きなごみなどをとりのぞく沈砂地や沈殿池、つぎに水をきれいにするための微生物と空気の混合させる反応槽、水から取り出した汚泥の処理施設の実物を見学しました。

  3. 土木実験
     水をきれいにする実験を身近に体験していただくため、ペットボトルに活性炭と砂と砂利をつめた手作りの実験装置をつくりました。これに泥水としょうゆ水のろ過実験を行い、どのくらいきれいになったのかを反応色と標準色表とを見比べるCODパックテストで調べました。子供たちはとても楽しく装置をつくっていました。

  4. 西大阪延伸線
     大阪ドーム周辺に建設中の神戸、大阪、奈良をつなぐ新たな路線の工事現場を見学しました。地下駅の工事現場ではホームと線路ができる深さ30m下まで降りて見学したり、地上部の橋脚などの工事状況はバスの中から見学しました。実際に工事を担当されている工事関係者の方から、パネルやビデオを使ってやさしく、わかりやすい説明をしていただきました。

  5. 見学会アンケート結果
     今回の見学会に対するアンケート結果から、92%の方が「とても楽しかった」、「楽しかった」と回答をいただきました。また、見学会の内容については、95%の方が「よくわかった」、「だいたいわかった」との回答をいただきました。皆様からのコメントの中には、「普段見ることができないところを見学できてよかった」、「まちを支える技術に感銘した(土木は、生活に密着している)」、「すごい技術だと思った/技術の進歩に驚いた」などとあり、土木についてご理解いただける見学会であったのではないかと考えています。

参加者のみなさんへ
  この度は「土木の日」コア行事にご参加いただき、誠にありがとうございました。皆様のご協力により、無事見学会を終えることができましたことを、心よりお礼申し上げます。 いただきました貴重なご意見等は、今後の参考にさせていただきます。またのご参加をこころよりお待ちしております。

見学先関係者のみなさんへ
 最後になりましたが、今回の見学会の開催を快くお引き受け頂き、わかりやすい説明を頂くなど、多大なご協力を頂きました下水道科学館、海老江下水処理場、西大阪高速鉄道(株)、阪神電気鉄道(株)、奥村・西松・森本・鉄建特定建設工事共同企業体、大林組・鴻池組・戸田建設・ハンシン建設特定建設工事共同企業体、大成・前田・五洋特定建設工事共同企業体、鹿島・清水・銭高・中林共同企業体、株式会社横河ブリッジ、
見学会・土木実験のお手伝いをして頂きました全国上下水道コンサルタント協会関西支部 の関係者の皆様に心から感謝申し上げます。

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