2007年度 一般市民対象見学会 Q&A

〜当日&アンケートの質問にお答えします〜

八百八橋の大阪に、シールド工法で築く地下の鉄道トンネルを、開業前に歩いて見よう!
(中之島新線建設工事のうち土木工事におけるトンネルと新しい駅の見学会)

Q. 川の側(下面)を掘っていて漏水は大丈夫か。
A. 土留壁を遮水層まで施工したことにより、川からの漏水は全くなかった。


Q. どのくらいの石までバキュームで吸えるのか。
A. こぶし程度まで。


Q. どんな石・砂が出てきたのか。
A. 天満橋駅付近では上町断層が存在し、石が沢山出てきたが、見学してもらった付近では粘土が多かった。


Q. シールド機はどのくらい使われているのか。
A. 鉄道関係だけではなく道路や水道管にも使用されている。


Q. シールド機のお値段は。
A. 大きさによって異なる。今回の中之島でも数種類のマシンを使用している。


Q. 地震ではトンネルは大丈夫か。
A. 阪神淡路大震災後の耐震基準で設計している。非常に強い地震に対しては補修を必要とするが、早期に機能回復できる耐震性を有した構造物としている。


Q. 中之島新線延長の計画は。
A. 現在進めている中之島線建設工事では延伸する計画はない。なお、平成16年10月8日の近畿地方交通審議会答申第8号において、中之島駅以西への延伸が、「京阪神圏において、中長期的に望まれる鉄道ネットワークを構築する新たな路線」の一つとして位置づけられている。


Q. シールド工事中に坑内に走る電車(トロッコ)は何で動くのか。
A. 巨大なバッテリーで動いている。


Q. ‰(パーミル)とは何か。40‰とはどのようなものか。
A. ‰(パーミル)とは勾配を表し1/1000の意味である。40‰とは鉄道ではかなり大きい値である。


Q. 地下鉄御堂筋線と近接した際は問題なかったか。
A. 予想した変化と大差なく問題は無かった。


Q. シールドが戻るとき、どうやってぴったり出口におさめるのか。
A. 毎日作業終了後に測量してシールド機の先端位置を設計線に乗せるよう修正して進める。


Q. 御堂筋の杭は抜いても大丈夫なのか。
A. 構造部を支える杭ではなく掘削する時に土砂が崩れないように押える土留め壁なので抜いても大丈夫である。


Q. シールドビットは取り替えたのか。
A. 地中障害物がありビットが磨耗した工区ではUターンの際にビットを50個交換した。障害物のない工区では交換しなかった。


Q. 内面からコンクリートなどの仕上げはするのか。(二次復工はないのか)
A. レールの下にはコンクリートを打設するがレールから上はセグメントそのまま。


Q. 中之島新線の総事業費は。
A. 約1,503億円である。


Q. 掘った土は後は何に使われているのか。色々リサイクルで工事でのリサイクルのものも聞いてみたかった。
A. 関空の二期工事埋め立て、広島県福山市の漁港整備事業等公共工事に再利用している。



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