2008年度小中高生対象見学会開催報告

アンケート結果(PDF A4 4頁 約20KB )

タイトル 「『鉄道アンダーパス工事』って準備と監視でこんなにたいへん!? 〜都市内の通信管路も探検できるよ〜」
主催 土木学会関西支部
共催 大阪市,阪急電鉄株式会社,NTTインフラネット株式会社部
日時 2008年8月2日(土)12:30〜16:30
参加者数
51名
 土木学会関西支部市民幹事会では、2008年度の小中高生対象見学会として、「『鉄道アンダーパス工事』って準備と監視でこんなにたいへん!? 〜都市内の通信管路も探検できるよ〜」を開催しました。
 今回の見学会では、大阪市内の淀川北岸を東西に結ぶ幹線道路である「淀川北岸線」が阪急電鉄神戸線、宝塚線、京都線と交差する箇所での、鉄道アンダーパス工事の見学をおこないました。これは、これまで一方通行であった道路を往復4車線に拡幅するとともに、アンダーパスの桁下高さを拡大するというものです。見学会では、大阪市様、阪急電鉄株式会社様から、鉄道アンダーパス工事の必要性と、列車を運行しながら工事をおこなうための手順について詳しくご説明いただき、工事現場の様子を見学させていただきました。
 つぎに、淀川北岸線の下を通るNTTの通信管路の見学をおこないました。普段は入ることのできない電話線を通すためのトンネルを見学することにより、私たちが意識しないところで生活を支えているインフラストラクチャーの重要性を知ることができました。また、淀川北岸線の鉄道アンダーパス工事の直下では、工事によるトンネルへの影響を計測するシステムを見学することができ、見えないところにも気を配って工事をしている様子を知ることができました。通信管路の中では土木に関するクイズ大会もおこなわれ、楽しみながら土木について知っていただくことができました。
 普段は私たちの目に触れることのないところにさまざまなインフラストラクチャーがあることや、都市内でインフラストラクチャーの機能を維持しながら工事をすることのたいへんさを知ることができ、たいへん有意義な見学会になりました。

 アンダーパス【underpass】
1 立体交差で、掘り下げ式になっている下の道路。くぐり抜け式通路。
2 鉄道や道路の下を通る地下道。
[ 大辞泉 提供:JapanKnowledge ]

 インフラストラクチャー 【infrastructure】
1 生産や生活の基盤を形成する構造物。ダム・道路・港湾・発電所・通信施設などの産業基盤,および学校・病院・公園などの社会
2 福祉・環境施設がこれに該当する。社会的生産基盤。
[ 三省堂 提供:デイリー 新語辞典 ]

参加者のみなさんへ
 この度は、土木学会関西支部小中高生対象見学会にご参加いただき、誠にありがとうございました。皆様のご協力により、無事に見学会を終えることができました。心よりお礼申し上げます。
 アンケートで頂戴した貴重なご意見は、今後の行事企画のための参考にさせていただきます。今後もさまざまな行事を開催する予定ですので、ぜひご参加いただければと思います。

見学先関係者のみなさんへ
 今回の見学会の開催に当たり、大阪市様、阪急電鉄株式会社様、大林組・森組共同企業体様、NTTインフラネット株式会社様には、さまざまな面でご協力をいただきました。また、当日ご説明いただいた皆様には、丁寧でわかりやすいご説明をいただきました。本当にありがとうございました。
 参加者の皆様へのアンケートをおこなった結果、感想として「とても楽しかった」が58%、「楽しかった」が38%と、たいへん好評をいただきました。また、見学内容についても「よくわかった」が52%、「難しいところもあったが、だいたいわかった」が38%と、多くの皆様に土木について理解していただくことができました。
 今後とも、土木学会関西支部行事へのご理解とご協力をいただけますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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