建設技術展2009近畿 [土木実験〜どうして?なぜ?が一目でわかる〜」開催風景

土木実験会場全景 (1)目で見てわかる擁壁の安定実験
大勢の方が見学されました。 ナット(大中小)を土の粒子、木の板を擁壁に見立てています。背面をスライドさせて重力に相当する力を与えています。大きな擁壁は倒れない。 小さな擁壁は倒れてしまう。
擁壁が安定するかどうか計算して判断できます。
大勢の方が見学されました。 ナット(大中小)を土の粒子、木の板を擁壁に見立てています。背面をスライドさせて重力に相当する力を与えています。大きな擁壁は倒れない。 小さな擁壁は倒れてしまう。 擁壁が安定するかどうか計算して判断できます。
(2)鉄筋コンクリート実験
鉄筋コンクリートの橋のモデルとして、発泡スチロールに鉄筋に見立てた竹ひごを入れたもの。竹ひごにより補強されて押さえても大丈夫です。 PCコンクリートの橋のモデルとして発泡スチロールにPC鋼材に見立てたゴムひも入れたもの。ゴムを両端部に固定しているため、橋に両端から抑える力が働いています。橋の断面の下側にゴムひもを通しているため、橋の中央部が上側に反っています。 上から、押さえてみると、竹ひごで補強した橋よりたわみが、小さいことがわかります。
鉄筋コンクリートの橋のモデルとして、発泡スチロールに鉄筋に見立てた竹ひごを入れたもの。竹ひごにより補強されて押さえても大丈夫です。 PCコンクリートの橋のモデルとして発泡スチロールにPC鋼材に見立てたゴムひも入れたもの。ゴムを両端部に固定しているため、橋に両端から抑える力が働いています。橋の断面の下側にゴムひもを通しているため、橋の中央部が上側に反っています。 上から、押さえてみると、竹ひごで補強した橋よりたわみが、小さいことがわかります。
(3)沈埋函水圧接合実験
沈埋函のモデルであるゴムパッキンを取り付けたプラスチックの箱を水の中に沈めます。 下側に取り付けてあるゴムホースからはこの中の水を抜きます。 中の水が抜けてしまうと、箱の外側から水圧がかかり、2つの箱はひっついてはなれません。
沈埋函のモデルであるゴムパッキンを取り付けたプラスチックの箱を水の中に沈めます。 下側に取り付けてあるゴムホースからはこの中の水を抜きます。 中の水が抜けてしまうと、箱の外側から水圧がかかり、2つの箱はひっついてはなれません。
(4)地盤を補強する鉄筋の効果実験
斜面の表面付近は、土砂や割れ目の多い岩となっている。ある程度急な斜面では、土砂や割れ目の多い岩は崩れてしまいます。 粗砂・砕石で、斜面をモデル化し、斜面の表面に鉄筋がある場合・ない場合を比べます。 斜面に鉄筋を打ち込むことで、土砂崩壊が発生しにくくなり、地盤の状況に応じた適切な鉄筋間隔を選定する。
"斜面の表面付近は、土砂や割れ目の多い岩となっている。ある程度急な斜面では、土砂や割れ目の多い岩は崩れてしまいます。 粗砂・砕石で、斜面をモデル化し、斜面の表面に鉄筋がある場合・ない場合を比べます。 斜面に鉄筋を打ち込むことで、土砂崩壊が発生しにくくなり、地盤の状況に応じた適切な鉄筋間隔を選定する。
(5)吊り橋の模型実験
ロープに取り付けている糸に結びつけたクリップで、ダンボール板をはさんみます。 ダンボール板の上にプラレールをつないで、おもちゃの列車を走行させます。 おもちゃの列車が走行している部分がたわみ、走行とともにそのたわみが移動します。
ロープに取り付けている糸に結びつけたクリップで、ダンボール板をはさんみます。 ダンボール板の上にプラレールをつないで、おもちゃの列車を走行させます。 おもちゃの列車が走行している部分がたわみ、走行とともにそのたわみが移動します。
(6)トンネル形状比較実験
水槽の細砂の中に、円形、三角形、四角形、半円形を置き、細砂の上に板を敷きペットボトルに水を入れたおもりを置きます。 おもりにより、砂全体に下方向に圧力がかかります。元の形から変形しています。 その圧力を、土圧といい、力に抵抗するのに最も適した形がアーチ型(半円形)です。
水槽の細砂の中に、円形、三角形、四角形、半円形を置き、細砂の上に板を敷きペットボトルに水を入れたおもりを置きます。 おもりにより、砂全体に下方向に圧力がかかります。元の形から変形しています。 その圧力を、土圧といい、力に抵抗するのに最も適した形がアーチ型(半円形)です。
(7)スカート・サクション基礎の貫入デモンストレ−ション
この工法は、1960年代に日本で始めて実施された海洋構造物の新しい基礎構造です。 スカート内のから強制的に排水すると、スカートの内外に水位差が発生します。これはサクションと呼ばれ、この荷重を貫入するための力としています。 貫入したスカート内側の砂に上向きの浸透量が発生し、有効応力が減少し貫入抵抗が減少します。排水をやめると有効応力が回復しているので貫入することはありません。
この工法は、1960年代に日本で始めて実施された海洋構造物の新しい基礎構造です。 スカート内のから強制的に排水すると、スカートの内外に水位差が発生します。これはサクションと呼ばれ、この荷重を貫入するための力としています。 貫入したスカート内側の砂に上向きの浸透量が発生し、有効応力が減少し貫入抵抗が減少します。排水をやめると有効応力が回復しているので貫入することはありません。
(8)円弧すべりと抑止杭の実験
円弧すべりが発生する要因の一つとしての斜面内部の水位上昇があります。このことにより土の有効重量減少し、抵抗する力が小さくなります。 斜面の内部に水が溜まると、滑ってしまいます。 抑止杭に見立てた棒を差し込みます。斜面の下部に抑止杭を施工することにより、すべりに対する抵抗力を補強します。水が斜面の内部に溜まってもすべりません。
円弧すべりが発生する要因の一つとしての斜面内部の水位上昇があります。このことにより土の有効重量減少し、抵抗する力が小さくなります。 斜面の内部に水が溜まると、滑ってしまいます。 抑止杭に見立てた棒を差し込みます。斜面の下部に抑止杭を施工することにより、すべりに対する抵抗力を補強します。水が斜面の内部に溜まってもすべりません。
建設技術展 閉会式
中島支部長に土木実験の講評をしていただきました。
中島支部長に土木実験の講評をしていただきました。


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