昔、多くの人々は自分達の生命と生活を守るため、土木を意識し、また、土木の仕事に直接関わっていました。人々にとって土木は身近な存在だったことでしょう。時は流れ、いつの頃からか、土木は空気や水と同じように当たり前の存在になってしまったようです。普段、直に接しているにもかかわらず、多くの人はその存在をあまり意識することなく、またそのあり方を考えることも無くなってしまったようです。人々の生活と活動を支え、また安全を守る土木をもっと意識してもらい、またそのあり方を一緒に考えたいということは土木に携わる者の切なる願いではないでしょうか。
(社)土木学会関西支部FCCでは、市民の人たちと「土木」のことを一緒に考える機会を増やすことに取り組んできました。そこでは、コミュニケーションを通じ、市民の方々に土木のことを伝え、また、土木も市民の人たちからの意見を聞いて多くのことを学ぶ機会を作っていくことを目指しています。その一環として、昨年より教育現場で行われている「総合学習」へのアプローチに取り組んでいます。児童生徒に社会基盤の必要性を伝え、それを教材として考えてもらうことをねらってのことです。
今回のフォーラムでも、コミュニケーションをメインテーマとして取り上げました。土木と市民の人々とのコミュニケーションのあり方を考えることを目的に、基調講演とパネルディスカッションを開催します。基調講演では、歴史にみる土木と人々との関わりについて、真木嘉裕氏にお話をいただきます。パネルディスカッションでは、土木とともに教育関係者、市民、マスコミの方々をパネリストとしてお招きし、教育現場におけるFCCの取り組みから始まり、市民と土木のコミュニケーションのあり方を考えていきたいと考えています。ふるってご参加下さい。
 この行事は土木学会認定CPDプログラム」です。 | |
| 主催 | 土木学会関西支部ＦＣＣＷ |
|---|---|
| 日時 | 2003年３月２７日（木）13:00〜17:00 |
| 会場 | 建設交流館８階 グリーンホール
大阪市西区立売堀2-1-2 TEL：06-6543-2551 地下鉄本町駅 22,23番出口より徒歩5分 地下鉄阿波座駅 2番出口より徒歩5分 地下鉄西大橋駅 1番出口より徒歩5分 市バス大阪駅前より 75系統 鶴町4丁目行 立売堀2丁目バス停まで約15分下車すぐ |
| 定員 | １５０名（先着順） |
| 参加費 | 無料 |
| 申込方法 | 参加ご希望の方は、(1)氏名 (2)所属 (3)連絡先（〒、住所、TEL、FAX）を明記の上、下記までFAXまたはE-MAILにてお申し込み下さい。
なお、メールで応募される方は、件名の所に「FCCフォーラム」と明記下さい。 |
| 申込・問合先 | 土木学会関西支部「FCCフォーラム」係
住所： 541-0055 大阪市中央区船場中央 2-1-4-409 TEL： ０６−６２７１−６６８６ FAX： ０６−６２７１−６４８５ メール： fcc@civilnet.or.jp |
| 申込締切日 | 2003年３月１３日（木）必着 |
| その他 | 申込者には参加登録番号をお知らせいたします。 |
| １３：００ | 開場 | |
| １３：３０ | 開会 | |
| １３：４０ | 基調講演「リディスカバー 歴史に見る土木と人々との関わり」 | |
| 歴史街道推進協議会・真木 嘉裕 氏 | ||
| １４：５０ | 休憩 | |
| １５：００ | パネルディスカッション「どないすんねん！コミュニケーション！」 | |
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コーディネーター・三村 衛（京都大学・ＦＣＣＷ代表幹事） 市民関係者代表・真木 嘉裕（歴史街道推進協議会事務局顧問） マスコミ関係者代表・井手 裕彦（読売新聞社） 土木関係者代表・平峯 悠（鹿島建設(株)） 試験授業実施者・中庭 哲史（松原市立河合小学校教諭） | ||
| 話題提供：「総合学習」の教材提供というFCCからの情報発信の試み FCCW広報分科会主査：本井 敏雄（兵庫県） | ||
| １７：００ | 閉会 | |
これまでに発行した『ＦＣＣブックレット』を無料配布しています。
支部出版物のページを参照の上、ご注文下さい。