2010年度 奈良見学会「古代と現代の土木技術を体験しよう!!」開催報告

開催風景アンケート結果(PDF A4 8頁 約340KB)Q&A

タイトル 奈良見学会「古代と現代の土木技術を体験しよう!!」
主催 土木学会関西支部
協力 国土交通省大和川河川事務所、奈良国道事務所、奈良県教育委員会、極東興和(株)、オリエンタル白石(株)
日時 2010年10月30日(土)8:20〜17:10
参加者数
155名
 土木学会関西支部市民幹事会では、2010年度の広域見学会を「古代と現代の土木技術を体験しよう!!」と題して開催したところ、その結果は下記の通りでした。
 
 亀の瀬地すべり対策事業
 亀の瀬地すべり地は、長さ1,100m、幅1,000m、最大深さ約70m、推定土塊は1,500万m3にも及ぶ大規模なもので、記録が残っているもので明治以降は、おもに明治36年、昭和6〜7年、昭和42年に地すべりが発生し、大きな被害をもたらしました。そこで昭和37年から国において集水ボーリングや深礎杭工法などの高度な技術の対策工事を行われ、今では地区内の変位量はほとんどなくなりました。
 こちらでは、DVDの視聴や資料室の展示物の見学により、地すべりの概要を勉強し、さらに、実際排水トンネルに入っていただき、集水状況を体験していただきました。 。
 
 馬見丘陵公園(ナガレ山古墳)
 ナガレ山古墳は、馬見丘陵公園内にある全長約105mの古墳時代中期初頭前方古墳です。
 このナガレ山古墳では、奈良県教育委員会文化財保護課の方々から、その古墳の概要と古代の土木について説明していただきました。
 また、馬見丘陵公園では全国都市緑化ならフェアが開催されており、非常にきれいな花が園内いっぱいに広がっていました。当日は時間が短かったため、十分鑑賞することができなかったかもしれません。
 
 京奈和自動車道大和御所道路工事
  京奈和自動車道は京都・奈良・和歌山を結ぶ約120kmの高規格幹線道路です。  こちらでは、高架橋全体の工事概要説明、門型クレーンの見学をしていただき、さらには、完成した高架橋の橋面に上がり、そこから見える周辺の景色を楽しんでいただきました。また、橋面では、舗装工事が行われると見えなくなりますが、みなさんおもいおもいの言葉や絵を描いていただきました。
 
 平城宮跡
 平城京遷都1,300年祭が行われている平城宮跡では、時間が短かったですが、大極殿をはじめ古代の建築を自由に見学していただきました。

参加者のみなさんへ
 この度は、土木学会関西支部の見学会にご参加いただき、誠にありがとうございました。皆様のご協力により、無事故で見学会を終えることができました。心よりお礼申し上げます。
 また、アンケートで頂戴した貴重なご意見やご要望などは、今後の当学会の行事や企画の際に活用させていただきます。引き続き、さまざまな行事を開催する計画ですので、次回もご参加いただければ幸いです。

見学先関係者のみなさんへ
 今回の見学会の開催にあたり、国土交通省大和川河川事務所、奈良国道事務所、奈良県教育委員会、極東興和(株)、オリエンタル白石(株)様には、さまざまな面でご協力をいただきました。また、当日ご説明いただいた皆様には、丁寧でわかりやすいご説明をいただきましたことにお礼申し上げます。本当にありがとうございました。
 参加者の皆様へのアンケートをおこなった結果、感想として「とても楽しかった」が56%、「楽しかった」が38%と、たいへん好評をいただきました。また、見学内容についても「わかりやすい」と回答していただいた方が多く、土木について理解していただくことができました。
 今後とも、土木学会関西支部行事へのご理解とご協力をいただけますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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