2008年度「土木の日」関西広域見学会開催報告

開催風景アンケート結果(PDF A4 4頁 約166KB)Q&A

タイトル 『阪和自動車道』ほりたてのトンネルを歩いてみよう!
主催 「土木の日」関連行事関西地区連絡会(事務局:土木学会関西支部)
共催 和歌山県、西日本高速道路株式会社
日時 2008年11月29日(土)13:00〜18:30
参加者数
61名

「土木の日」関連行事関西地区連絡会(事務局:土木学会関西支部)では、2008年度の「土木の日」関西広域見学会として、「『阪和自動車道』ほりたてのトンネルを歩いてみよう!」見学会を開催しました。
 今回の見学会には240名を超える多数の方からご応募をいただき、大変ありがとうございました。厳正なる抽選の結果選ばれた61名の方に見学会にご参加いただきました。当日は天候にも恵まれ、秋晴れ、絶好の見学会日和となりました。  見学会の内容は以下のとおりです。

1.湯浅町伝統的建造物群保存地区の見学
 湯浅町では、語り部さん(町民ボランティア)の案内で、伝統的建造物群保存地区を散策しました。約30分と短い時間ではありましたが、貴重な話を聞きながら、保存地区の魅力を堪能しました。

2.「稲むらの火の館」での学習
 湯浅町からお隣の広川町に移動して、「稲むらの火の館」へ入館。まず、館長さんから、濱口梧陵の業績や南海地震や津波災害のお話を聞いた後、3D津波映像シアターを鑑賞し、津波の恐ろしさと威力について疑似体験しました。その後、館内を自由に見学し、津波防災について学習しました。小学生の参加者には、救出ゲーム「INAMURAレンジャー」も好評でした。
 さらに、「稲むらの火の館」から、バスの駐車場へ移動する途中、広村堤防を見学し、濱口梧陵の偉業を偲びました。

3.阪和自動車道拡幅(4車線化)事業の長峰トンネル工事現場の見学
 最後に、建設工事中の長峰トンネルの現場を見学しました。まず、トンネルの外で工事の概要と、簡単な実験を交えながら、トンネルをアーチ形状で構築する理由の説明を受けました。その後、バスに乗り込みトンネルへ入坑しました。先端付近でバスから下車、先端(切羽)までは徒歩で移動し、トンネルの大きさを実感しました。その他にも、工事で使用する重機作業の実演や発破(爆破)のビデオ鑑賞で、トンネル工事についての理解を深めました。

参加者のみなさんへ
 このたびは、「土木の日」関西広域見学会にご参加くださり、まことにありがとうございました。みなさまのご協力により、無事見学会を終えることができました。心より御礼申し上げます。61名の方に参加いただき、また、とても熱心に見学していただき、関係者一同大変喜んでおります。概ね、みなさまには楽しんでいただいたようですが、半日で3ヶ所を見学したため1ヶ所あたりの時間を十分にとることができなかったことや、小学生の参加者の方には時間が少し長かったことなど、一部に至らない点があったことについては、この場をお借りしてお詫び申し上げます。また、アンケートにもご協力いただきありがとうございました。頂戴した貴重なご意見等は、今後の参考にさせていただきます。
 「土木の日」関連行事関西地区連絡会(土木学会関西支部)では、これからもみなさまに喜んでいただけるような見学会を開催していきます。みなさまのまたのご参加をお待ちしております。

見学先関係者のみなさんへ
 参加者アンケートの結果、見学会の全体的な感想としては、「とても楽しかった」が53%、「楽しかった」が41%と大変好評でした。湯浅町の語り部様、稲むらの火の館の館長様、西日本高速道路株式会社様と五洋建設・宮本組JV様には、それぞれ懇切丁寧な説明をしていただき、ありがとうございました。この場をお借りして御礼申し上げます。
 今後とも、「土木の日」関連行事関西地区連絡会(土木学会関西支部)行事へのご理解とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

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